1.スティーブ・ジョブズについて
みなさんiphoneはご存知ですか?
もちろん知っていますよね。
携帯産業に革命をもたらし、私たちの生活にまで欠かせないものとなったスマートフォンです。
今や4人に1人のレベルでiPhoneを持っていると言われていますが、そのiPhoneを開発したAppleの共同設立者の一人で世界的にも影響力を与え続けたアメリカの実業家でもあります。
ビルゲイツもスティーブジョブズのことを以下のように語っており、ジョブズの偉大さがうかがえます。
「スティーブと私は30年近く前に出会い、人生の半分以上、同志であり競争相手であり友人であった。 スティーブのように深い影響力を与えられる人間は、めったにいない。その影響はこれからの多くの世代にも受け継がれるだろう。」
2.伝説のスピーチについて
そんな彼が、生前アメリカの大学の卒業式でのスピーチがとても感慨深いものがあり、
明日へのやる気スイッチを押してくれるものなので、紹介します。
必ずあなたの今後の人生にも影響を与えるものとなるでしょう。
スティーブ・ジョブズのスピーチは約15分間のものでしたが、
一言一句に目を見張るものがあり、常に集中して聞きたいものでした。
彼は卒業生に向けて3つの話をしよう。
ということで話を展開させていきます。
以下その内容を抜粋しました。
是非ご覧ください。
3.点をつなげること
私の生みの親は未婚の大学院生だったため、私は養子に出されました。
生みの母親は、養子になる両親は大学を卒業した人がいいと思っていたのですが、
いざ養子縁組で男の子を希望した両親はどちらも大学を卒業していないく、
一時は、養子の書類のサインを拒否しましたが、
大学を卒業させることを前提として養子を出す書類にサインをしました。
これが私の人生のスタートです。
それから17年後、私は無事大学生となります。
世間知らず私は、学費がかなりかかる大学を選んだことで、両親の給料は全て授業料へと消えていきます。
その半年後、大学に価値を感じなくなった私は大学を退学することにしたのです。
このとき人生の目標がなかった私は、大学が導いてくれるとも思いませんでした。
その時からすれば、とても怖かったが、今考えると最良の選択でした。
その瞬間から、必修の授業に出る必要がなかったので、自分自身が興味がある授業に潜り込むようになりました。
中退して私が興味を持ったものは、後に非常に価値のあるものとなります。
一つ例を挙げると、当時のリード大学には、国内最高のカリグラフィ(西洋書道)の授業がありました。
学内のポスターやラベルは全て美しい手書きの字でデザインされていました。
私はそこで、授業を受けることにしたのです。
そこでは、様々な書体の隙間の調整など、科学では捉えられない繊細さがありました。
それに魅力を感じました。
当時は役に立つとは思っていませんでしたが、
10年後、最初のMacintoshをつくるときに、役に立つことになります。
カリグラフィのノウハウを生かし、Macは世界で初めて、美しい印字を扱えるパソコンとなりました。
大学でカリグラフィの授業に巡りあっていなければ、
Macに沢山のフォントや美しい字間調整を搭載することはなかってでしょう。
しかし、MacをパクったWindowsはそんな機能が省かれていましたが(笑)
点と点の繋がりは予想できません。
後で振り返って点の繋がりに気づくのです。
今やっていることがどこかに繋がると信じてください。
何かを信じてください。
あなたの根性、運命、技、何でも構いません。
その点がどこかに繋がると信じていれば、他の人と違う道を歩いていても自信をもって歩き通せるからです。
それが人生に違いをもたらします。
4.愛と喪失
若いうちに、愛する仕事が見つかったのは幸運でした。
20歳のとき、両親のガレージで、友人とApple社を始めました。
懸命に働き、2人だけだった会社が4000人の従業員と20億ドルを誇る大企業に成長したのです。
最初のMacintoshを創立の9年後に発売し、次の年に30歳になりました。
そこで、私はクビになりました。自分が始めた会社をクビになったんです。
私はAppleの成長にしたがって有能だと思った人物を招き重役に置きました。
初めはうまくいきましたが、将来のビジョンへの食い違い、分裂するようになりました。
そのとき取締役会が彼の味方をしたのです。
そして30歳でクビです。
とても有名な失業でした。
人生の焦点だったものが消え、絶望しました。
はじめの数か月は途方に暮れました。
この分野の先人たちの期待に添えず、渡されたバトンを落としてしまったと感じました。
しかし、徐々にあることに気づくのです。
自分の仕事がまだ好きだったのです。
Appleを追い出されてもまだ、その仕事が好きでした。
だから再出発することにしました。
そのときは分かりませんでしたが、Appleを追放されたことは、人生で最良の出来事でした。
成功者としての重圧が初心者への気軽さに変わったのです。
5年間のうちにNext社とPixar社を立ち上げ、そして後に妻となる素晴らしい女性にも出会いました。
ピクサーは世界初のCGアニメである「トイストーリー」で成功し、世界最高のアニメスタジオになりました。
そして、意外なことにApple社がNext社を買収したのです。
私はAppleに戻り、Next社で培った技術をApple再建を支えることになりました。
ずっとAppleにいたらどれも起こらなかったでしょう。
時にはレンガで殴られたような痛い思いをすることもありますが、自分を見失わないでください。
愛せるものがあったからこそ、続けることができました。
だから、あなたも、愛せるものを見つけましょう。
仕事にも恋愛にも。
仕事は人生の重要な位置を占めます。
それに満足したければ、自分の仕事が最高だと思うことです。
そして最高の仕事をするにはその仕事を愛しましょう。
まだ見つかっていないなら、探し続けましょう。
その時はピンと来るものです。
あなたの心はわかっています。
そして良き人間関係のように、長く付き合うほど、心地よくなります。
だから探し続けましょう。
落ち着くことなく。
5.死について
17歳のときこんな言葉に出会いました。
「毎日を人生の最後の日だと思って生きよう。いつか本当にそうなる日が来る」
その言葉に感銘を受けた私は毎朝、鏡の中の自分に向かって問いかけます。
「今日で死ぬとしたら、今日は本当にすべきことをするか?」
その答えが何日も「NO」だったら、何かを変える必要があります。
すぐに死ぬという覚悟があれば、人生で重要な決断を下すとき、大きな自信となります。
なぜならほとんど全てのものは、周囲からの期待、プライド、失敗や恥をかくことの恐怖など、そういったものは死を直面にすると、消え去るからです。
そこに残るものは、本当に必要なものだけです。
死を覚悟して生きていけば、何かを失う気がするという心配をせずに済みます。
素直に自分の心に従えば良いんです。
私は1年前、癌を宣告されました。(当時)
医者からは治療が不可能なタイプでの腫瘍だと聞かされ、3~6か月の余命を宣告されました。
医者は家に帰って、やり残したことを片付けろとアドバイスしました。
つまり、死ぬ準備をしろということです。
つまり、「子どもたちに全てを伝えろ」ということです。
今後10年で言うつもりだったことを数か月のうちに言えということです。
つまり、さよならを言っておけということです。
その宣告を受け、一日を過ごしました。
その日の夜、カメラを飲む検査を受けました。
そのとき側にいた妻を医師たちが呼び出し、その腫瘍が手術で治せる非常に稀なケースだからでした。
私は手術を受け、元気になりました。
それを通して死がただの概念だった頃に対して、確信をもって言えることがあります。誰も死にたくない。
しかし死は全ての人の終着点であり、誰も逃れたことはないし、今後もそうあるべきだ。
なぜなら、死は生命の最大の発明だからです。
死は古き者を消し去り、新しき者への道をつくる。
ここでいう新たらしき者はあなたたちです。
しかしいずれあなたたちも、古き者となり消えていきます。
大げさかもしれませんが、紛れもない事実なのです。
あなたの時間は限られています。
無駄に他人の人生を生きないこと、他人の雑音で、心の声がかき消されないようにしてください。
そして最も大事なのは、自分の直感に従う勇気を持つことです。
Stay Hungry. Stay foolish.(ハングリーであれ、バカであれ)
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