1.ティムクックとは?
今回紹介したいのはマサチューセッツ州工科大学での卒業生に向けたティム・クックのスピーチです。
ティムクックはAppleのCEO(最高経営責任者)であり、2011年8月24日にスティーブジョブズの後任として昇格しました。
本名はティモシー・D・クックで、ナイキの取締役も務めています。
ジョブズが医療休暇で不在の間はCEO代理も務めたが、当時の新製品である「iPhone 3GS」のリリースや、「iPod」「MacBook」「Mac OS」を完成させ、2四半期連続で業績を上げるなどの手腕を発揮しました。
CEO就任に際しては、ジョブズによる強い推薦がありました。
ジョブズとは対照的に腰が低く、誰にでも丁寧に応対する紳士的な人物だが、仕事に対する粘り強さはジョブズと変わらないと言われている。
また、仕事一筋で、朝早くから夜遅くまで働くが、自転車やウェイトリフティングで体を鍛えるなど健康面にも気を配っている。
ジョブズからも信頼され、すでにその経営手腕も認められている同氏だが、カリスマ的存在であったジョブズの下、常に注目される商品を展開してきたアップル社を、今後どのように引き継いでいくかが期待される人物です。
※引用元-コトバンク:https://kotobank.jp/word/ティム・クック-189180#E7.9F.A5.E6.81.B5.E8.94.B5
2.スピーチの内容について
そんなクックが卒業生に残したスピーチはジョブズのスピーチに引けを取らないほど素晴らしいものがあり、今を生きる私たちに、生きる目的のヒントを与えてくれます。
このスピーチの内容は知っておいて損はない内容です。
どの世代にも通ずるものがありますので、是非、ご覧ください。
3.内容
皆さんが人生の次のステージに進む時、自分自身に問いかけるでしょう。
どこへ向かっているのか。
目的は何か。
私の存在意義は?
正直言うと、私も同じことを自問自答し、答えを得るのに15年かかりました。
今日皆さんに話すことで、皆さんは時間の節約ができるはずです。
私の戦いは早くから始まりました。
高校時代は、「大きくなったら何になりたいか?」
という問いに答えることができれば、人生の目的を見つけることが出来ると思っていました。
でもそれは間違いだった。
大学では、「専攻は何か?」に答えられれば、見つけることが出来ると思いました。
それも違う。
それでは、「良い仕事が見つけられればいいのだろうか?」
「さらに昇進できればいいのだろうか?」
それも間違いでした。
私は分からなくなりました。
私は答えを求め続けました。
一方で、「答えはあるのか?」と疑問を持っていました。
答えを求めてデューク大学の大学院に行きました。
瞑想も試しました。
宗教の指導も求めました。
偉大な哲学者や作家の本も読みました。
紆余曲折を経てついに20年前、Appleにたどり着きました。
当時Appleは生き残るためにもがいていました。
スティーブジョブズが戻ってきて、「Think different」キャンペーンを始めたころです。
彼は、最高の仕事をするために、協調的でない人、トラブルメーカーなど、狂った人に力を与えることを望んでいました。
もし、それができれば、本当に世界を変えられると彼は思っていました。
それほど情熱を持ったリーダーに会ったことはありませんでした。
また、人類に役立つことを明確に目標にしている魅力的な会社に出会ったこともありませんでした。
とてもシンプルなんです。
人類に役立て。
その瞬間、15年間の探求に終止符が打たれました。
ついにわかったのです。
より高い目的に向かって、チャレンジングで、最先端の仕事ができる会社。
まだ、存在しないテクノロジーが明日の世界を再構築できると信じるリーダー。
よりすごいことに従事したいという自分自身の欲求。
これらだったのです。
もちろん、その時、全てがわかっていたわけではありません。
ただ、心理的な負担が解消されてホッとしました。
しかし、この発見が様々な点で突破口になりました。明確な目的が無いところで働いていたら、自分自身の目的も見つからなかったでしょう。
スティーブとAppleのおかげで、私は解放され、ミッションを受け入れ仕事に打ち込むことが出来ました。
どのように人類に貢献できるか。
これが人生で最も大きく重要な課題です。
より大きな仕事に打ち込む時、人生の意味と目的を見つけることはできるはずです。
ここから先に進むために、どのように人類に貢献できるかを考えていきたいと思います。
皆さんもAppleもそうですが、私たちは人類に対して、自分の価値を吹き込まなければいけません。
その責任はとても大きいですが、チャンスでもあります。
私は皆さんの世代、情熱、貢献を信じているので楽観的考えています。
私たちは皆さんを頼りにしています。
世の中には皆さんをバカにする人はたくさんいるでしょう。
そんな雑音は気にしないでください。
些細なことに巻き込まれないでください。
嫌なやつの声は聞かなくてもいいのです。
どれだけ人気を得られるかではなく、どれだけ人の役に立てるかを軸にしてください。
私は他人が自分のことをどう見ているかを気にしなくなってから、人生がより豊かになりました。
皆さんも自分を見つけてください。
本当に重要なことに集中してください。
課題や不平を見つけたら誰かが正してくれるだろうと思わないでください。
全ての人のためにベストをつくすことが出来るのなら、人類はまだまだ希望を持つことが出来るでしょう。
卒業生の皆さんありがとう!
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