高校入試で、試験の時間が足りなくなくて、後少し時間があったら解けたのに
という思いをした人はたくさんいると思います。
塾でもそういった子は毎年いて、どうしたら時間に間に合って解けるのか?
という質問がよく出ます。ただ単純に、速く文章を読めばいい!
というのが結論ですが、それで、簡単に速く解けるようになればいいのですが、そうはいきません。そ
こで、試験の時間が足りない人はどうやったら試験の時間に間に合い、
または時間が余って解けるようになるか解説していきます。
では、見ていきましょう!
1.試験の時間が余るメリット
試験の解くスピードが速い人にはメリットがいくつかあります。
□見直し・解きなおしができる
□心に余裕が持てる
□その結果点数も上がる
見直しや解きなおしができることで、さらに点数が上がるのは確実です。
見直しや解きなおしをする時間があることで、後少し考えたらわかる問題が解けたり、ケアレスミスも減らすことができ、結果的に試験を速く解いた人がそうでない人より、点数は上がるでしょう。
また、心に余裕が持てるのも大きなメリットになりそうです。
試験の時間が間に合わない人は、試験前から時間と戦わなければならず、時間をかなり気にしなくてはなりません。
その分、試験に集中することも容易でないでしょう。
逆に試験の時間が余る人はどうでしょう?
時間をほとんど気にしなくていい分、試験に集中できます。
とにかく、試験が速く解けることに越したことはありません。
実際にどうすれば、試験を速くとけるのかみてみましょう。
2.とにかく速く読む
結局、とにかく速く読むしかありません。
それが全てです。しかし、試験の時間が間に合わない人は他の人よりも文章を読むスピードが遅い傾向があります。では、どうすれば、速く読むことができるのでしょう。
2-1速く読む意識を常に心がける
そういった子たちは、まずは、速く読む意識から心がける必要があります。
この意識とはかなり重要で、筋トレをするときも筋トレをしている部分を意識することで、
効果に違いが現れるといいます。
文章を読むときも同じで、速く読む意識をすることが大切です。
この意識というのは、普段慣れていない分、すぐになくなります。
それが、「速く読めない原因=試験に間に合わない原因」です。
だから、速く読む意識がなくなったと思ったら、また意識して速く読むようにしてください。
それを繰り返していくうちに、無意識で速く読めるよになります。
だからこそ常に、速く読む意識を常に心がけましょう。
2-2 まとまりで読む
速く読むことができない人は文章を読むとき、1字1字読んでいる傾向にあるようです。
逆に文章を読むことが速い人は、文をまとまりで読んでいます。
この差が読む速さの差になります。
さらに速読の達人は文のまとまりも3~4行のまとまりで一気に読む人もいれば、
1ページごとのまとまりで読む人もいるようです。
そこまで目指さなくてはいいのですが、速読をするためには、
文をまとまりで読んでみてください。この方法はおすすめです。
2-3 危機感を持つ
塾を始めた1年目の生徒で、試験の時間が間に合わない子がいました。
試行錯誤しているうちに、私立高校の奨学・特待の本番の試験を迎え、
本番では、速く読んで間に合うかなと思っていましたが、
本番でも試験時間に間に合うことができず、結局、その奨学・特待試験はその子だけダメでした。
その次の日からどうなったかというと、
その子は目の色が変わり、模試を解かせるにも、過去問を解かせるにも試験の時間が余裕で間に合うようになったのです。
その子が中学を卒業して、高校3年生になったとき、話す機会があったのですが、そのときのことを聞きました。
なんで、今まで試験に間に合わなかったのに、奨学・特待の試験の後から解くスピードが速くなったのか?
と聞いたら、その子は、「その試験の後から本当に俺はこのまま第一志望にも落ちる。」
と思ったそうです。
まさに危機感がついに芽生えた瞬間でした。
その子のお母さんともどうしたら、速く解けるようになるか話していて、その子の課題で、時間があれば、学力的には問題はありませんでした。
色々試行錯誤しましたが、やはり、人間が変わる瞬間というのは、危機感を持った時とその時学びました。
試験が間に合わないとどうなるか、危機感を与えるのも一つの方法です。
実際の試験に落ちなくてもいいです。
どうなるかを想像して、このままではダメだと強く感じることが大切です。
3.字を速く書く
試験を解くのが遅い人は字を書くのが遅いのも一つの原因です。
あまりにも丁寧に書きすぎているようです。
確かに試験は人が採点するので、人が読んで分からない字を書くと、点数になりませんが、丁寧に書きすぎる必要はありません。
相手に読める字で十分です。
なので、字を速くクセをつけるだけで、試験時間に間に合うかどうかは決まります。
4.行動を速くする
行動を速くすることによって、試験を解く速さも変わります。
行動が速くなると試験を解く速さも変わるの?
と思う人もいると思いますが、行動を速くすることで、考えるスピードも速くなり、選ぶスピードも速くなります。
だから、試験を解くスピードも速くなります。
なので、日々の行動からスピーディーにしてみてください。
5.分からない問題は飛ばす
分からない問題をずっと解き続けていませんか?
この行為は試験が間に合わない原因です。
分からない問題や少し時間が費やすと感じた問題は飛ばすようしましょう。
そして、分かるところから解くことを心がけてください。
そうすることで、全体的に解いた問題が多くなるので、試験に全く間に合わないことがなくなりますよ。
6.解く順番を変えてみる
解く順番を変えてみるのも一つの手です。
国語の問題でいうなら、説明文などは少し難易度が上がるため、問題を解く時間を比較的かかります。
そうすると、説明文だけに時間をかなりとられてしまい、結果として、試験の制限時間に間に合わなくなります。
それを避けるために時間のかかる説明文は最後にとき、時間のかからない問題から解くという作戦です。
これは人によって得意・不得意があります。
解き方は自由です。
1番から解く必要がありません。
自分なりに研究をして、解きやすい順番で解くといいでしょう。
試験の時間が間に合わなくて悩んでいる人は、これらのことを試してみてください。
あなた自身の意識を変えることで大幅に解くスピードは変わります。
試験の時間は限られています。
その中でいかに速く正確に解くかで合格するかどうか決まります。是非頑張ってください!
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