夏休みの宿題で最も苦労するものが、自由研究といってもいいと思います。子どもたちだけでなく、保護者の方々も頭を悩ませることと思います。私自身も小学生のときは、夏休みのドリル等はすぐに終わらせるのですが、余裕がある分、一番面倒な自由研究を後回しにして、結局は夏休み最後の一日で終わらせたりしてとても苦労した記憶があります。 なぜ自由研究は苦労するのだろう?と考えたのですが、学校のドリル等は学校で習ったので、どんどん進めることができるのですが、自由研究は誰も教えてくれないと言いますか、書き方さえ習わなかったので、手探りでやるしかないから、苦労するのだと思います。今まで、大学時代に理科教育に携わり、塾でも子どもたちと携わってきて、きっかけさえあれば子どもたちは、コツをつかみ、自由研究だって自らすぐできるようになります。そのきっかけ作りとして、今回のまとめ方サイトをご覧ください!
1.まとめ方
まとめ方はそれぞれの本やサイト、または各学校によって多少は異なると思いますが、学校の指示等はない場合は以下のまとめ方でオッケーです!ご参考ください! ①研究のきっかけ なぜその研究をしようと思ったかきっかけを書こう! ②準備物 研究するために必要だったものや道具を書こう! ③研究方法 研究の方法を順番に書こう! ④研究の結果 研究の結果を表や写真、文章を使って上手にまとめてみよう! ⑤分かったこと 研究の結果からわかったことをできるだけ具体的にたくさん書こう! ⑥感想 研究をした感想を自由に書こう! ⑦参考文献 参考にした本やサイト名を書こう!
2.選び方
自由研究をするとき、何をすればいいですか?とよく聞かれます。大人も子供たちも簡単なのがいいとよく言います。選び方としてはそれも悪くはないのですが、せっかくやるのなら、本当にやりたいことをやればいいと思います。なぜなら、自由研究なので、自由です。私自身も何をしようかなと考えたとき、日ごろ疑問に思ってたことを自由研究にしてみました。その題名が「コーラで骨は溶けるのか?」です。そのころコーラを飲むと歯が溶けると私自身、信じていたので、本当に溶けるかどうか実験しました。骨付きのとり肉を食べた後、その骨をよく洗い、コーラにつけて丸1日観察するという実験でした。結局は何も変わりなく、コーラでは骨は溶けないというのが私の実験結果でした。大人からすると当たり前!と思う方もいると思いますが、当時の私には、妙に納得しすっきりとした覚えあります。 何を言いたいかというと、こんな実験でいいんです!ちゃんとした実験ではなくても、本当に自分が疑問に思ったこと、調べたいことを自分のできる範囲でやればいいのです。実際学校もめちゃくちゃ高いクオリティの自由研究を求めていない学校がほとんどです。それだったら、型にはまらずにやりたいことをやればいいと思います。 選び方のコツとしては ① 日頃疑問に思っていること・解決したいことを紙に書き出す! ② できるやつを選ぶ これだけです。何か少しでも日ごろ疑問に思っていることはあるはずです。それを形にすればいいと思います。その方がユニークな自由研究で、先生たちの目にもとまるでしょう。
3.おすすめサイト
それでもどうしても、何をやればいいか分からない子には、自由研究をするときにおすすめのサイトが3つあります。これらのサイトは一つだけ見ても必ずあなたのやりたい自由研究が見つかると思いますが、以下の3つから選ぶとさらに最強です。 これらの3つのサイトの特徴としては、学年から選ぶことができたり、カテゴリー別(実験・観察・工作)、場所(屋内・屋外)など各種項目から自分でやりたいものを選べます。また、その自由研究にかかる日数もわかるので、自分に合う自由研究が見つかります。そして、選んだ自由研究の進め方やまとめ方の実例も丁寧に出しているため、これらのサイトさえ使えば自由研究も苦になりません! ①ベネッセ 教育サイト情報サイト http://benesse.jp/jiyukenkyu/sagasu.html ベネッセが運営している自由研究サイトです。 ②Honda kids www.honda.co.jp/kids/jiyuu-kenkyu/ 車やバイクで有名なHondaが運営している自由研究サイトです。 ③学研キッズネット http://kids.gakken.co.jp/jiyuu/ 学研が運営している自由研究サイトです。
4.おすすめの自由研究
① スーパーボールづくり 自分でスーパーボールをつくれることができ、しかも食塩でつくれることにおどろきです。つくること自体もさほど難しくありませんので、小さなお子さんからでもできます。 ② 10円玉ピカピカ大作戦 これは自由研究の王道といってもいいぐらいです。実際に10円玉をお酢などにつけてみると、本当にピカピカになり嬉しくなります。酸・アルカリをみることができるリトマス紙を使うとさらに、自由研究に深さが出ますよ。 ③ メビウスの輪 紙とハサミさえあればできる、自由研究です。それなのに考えるとかなり頭を使いそうな自由研究となっています。実験結果を書くだけでも、自由研究らしさが出ますよ。 ④ 紅茶の色変化 マローブルーという茶葉を買って、その紅茶にレモン汁を垂らすと不思議な色になります。色が変わるのはとても不思議で色も鮮やかなため、自由研究にはもってこいですね。
5.自由研究を行うときに気を付けること
① 友達と行うとき 友達と一緒に自由研究を行う人も多いかと思います。しかし、これは注意が必要です。自由研究をする人数が多ければ多いほど、役割を決めないとやらない人が出てきて、名前だけ書かれることがあります。友達と行うときはしっかりと役割を決めるといいでしょう。 ② 早めに行う 自由研究はやはり、ギリギリにするより早めにやるのがおすすめです。なぜかというと、1日で終わる自由研究があったとしてもそこから、紙にまとめなくてはいけません。まとめ方を考える時間もいりますし、下書きをしてペンでなぞる時間もいります。しかもその間に全てスムーズにいくことはほとんどありません。色のペンがなかったり、書くのを間違えたり、撮った写真を現像したり、色々な作業があります。ギリギリにやってしまうと、泣きべそをかいてしまうこともあります。なので、遅くても2学期の始業式の2週間前にはやるようにしましょう。 ③ 危険なことは親に相談する 火をつかったり、薬品を使うときはかなり注意が必要になります。薬品は混ぜると有毒な気体を発生することもありますので、そういったものを使用するときは、親としっかり相談して、やりましょう。 ④ 写真はとっておく 自由研究をするときに写真を撮り忘れて、がっかりすることは多々あります。今は昔と比べて、スマートフォンで写真をとって、すぐに印刷することができるようになりました。もう1回実験をしなくても済むように、実験の最中や、実験結果の写真は複数枚撮るようにしましょう!
まとめ
この記事へのコメントはありません。