予備校・学習塾選びは中学受験・高校受験・大学受験の結果に直結するため、その子の人生がかかっているといっても過言ではありません。
選び方には2つのポイントがあり、それを押さえておけば、金額以上のものが得られると思います。
実際に予備校・学習塾を経営している目線で正直にお伝えするので、是非ご参考ください。
1.料金を明確にいってくれる
これは非常に大切なことで、ほとんどの予備校・学習塾の料金設定というのは非常にややこしくつくられています。
個別指導の塾であれば、1回あたりの指導料は一見安く感じますが、結局、回数を重ねていくと月に5万以上は軽くこえます。
また、教材費も10万以上することもあり、中学受験か高校受験か大学受験かでも変わってくるので、検討している予備校・学習塾に聞いてみるといいでしょう。
他には設備管理費なども取られる塾もあります。
後、確認しなければならないのが、春期講習、夏期講習、冬期講習の料金です。
この講習に参加しないと、あなたのお子さんの成績は上がらないといって、講習に参加させようとする塾がほとんどです。
はじめは安く感じさせる学習塾でも、実際話を聞いてみるとかなり高額になってしまったというケースはよくあります。
私の経験上、予備校・学習塾の指導料に月々3万以上払わなくても、成績は上がります。
また、講習に高い金額を払わなくても成績は上がります。
高い教材費を払わなくても絶対に成績は上がります。
本当に情熱を持って、教えてくれる学習塾は少ないかもしれませんが、絶対にありますので、まずは、説明を聞いたり、周りの話を聞いてみるといいと思います。
そして、予備校・学習塾で話を聞きに行ったときは、料金をあいまいにせずに、明確に答えてくれるとこを選ぶといいでしょう。
そうい.った予備校・学習塾は真摯にお子さんに向き合ってくれるでしょう。
2.志望校に対して将来を見越して考えてくれる
予備校・学習塾は偏差値のより高い高校を志望校にさせようとします。
これは一見当たり前のように見えますが、本当にそれでいいのでしょうか?
もちろん、しっかり勉強して偏差値の高い高校を志望校にして、頑張ることはとても良いことだと思います。
では、予備校・学習塾目線に立ってみるとどうでしょう。
偏差値の高い高校に進学してくれたら、塾の合格者数も増え、評判も上がります。
予備校・学習塾によっては、評判のためだけに、偏差値の高い高校を受けさせるといった話はよく聞きます。
これは長い目で見るとお子さんのためにならないことがほとんどです。
中学受験、高校受験に仮に受かったとしても、小学・中学時代に無理矢理勉強をしたので、中学・高校ではまったくやる気が起きず、伸びなくなってしまいます。
また、学習塾自体も高校進学を子どもたちのゴールに設定してしまいます。
これは子どもたちの将来をみると、非常に危険で、子どもたちは、高校生、大学生となって、社会人となっていきます。
高校は3年間、大学は4年間、社会人は約40年間あります。
大学の4年間と比べると社会人の期間は10倍もあります。
本当に子どもたちのことを考えてくれる予備校・学習塾でしたら、子どもが何をしたいのかを一緒に考えてくれます。
また、子どもの意見だけでは、まだまだほとんど社会についての知識がないため、親御さんともしっかり話して、子どもにとって、よりベストな選択肢、志望校になるように、考えてくれるでしょう。
これを踏まえて、偏差値が高い志望校にするのか、それとももっと、専門分野を学べる高校を志望するのか、決定していきます。
時間はかかりますが、この作業が子供の将来において最も大切な時間です。
偏差値の高い志望校の合格者数を出している予備校・学習塾にはその大切な時間を設けないところがあるので、注意が必要です。
しかし、合格実績も大切なことなので、合格実績もありながら、きちんと子どもたちの将来を考えて志望校を考えてくれる予備校・学習塾を選ぶと間違いないでしょう。
また、将来のことを考えてくれるという点では家庭教師も選ぶ候補に入れてもいいと思います。
以上のことを踏まえながら、親と教育関係者だけで話を進めるのではなく、お子さんもいっしょに将来の志望校について話し合って、後悔のない進路を選びましょう。
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