今回は、教師や塾の先生など指導者や保護者の方に向けての記事になります。教える子ども達にやる気がない、やる気を出させることができなくて、悩んでませんか?
生徒や子どもたちの勉強のやる気は基本ありません。
しかし、やる気を引き出して上げれば、生徒たち・子どもたちの勉強は好循環となります。
基本はとにかく『勉強はやる気がおこらないからしない』という生徒がほとんどで、自ら勉強する子は少ないと思います。
そして、『勉強しないから成績が上がらない』。当たり前ですね。
逆にいうと、『やる気があれば勉強する、勉強するから成績が上がる』という循環をつくり出して上げたら子どもたちの選択肢はかなり広がると思います。
そこで今回は、子どもたちのやる気を引き出す方法を10 パターン挙げます。子どもによってやる気スイッチは違うので、どれがその子に合うか試してみてください!
・「子どもに勉強のやる気を出させたい」
・「おすすめの教育方法を知りたい」
・「生徒のやる気の出させ方」
1.勉強ができる自分を想像させる
これは非常に効果的だと思います。大人でも何か楽しいことを想像すると気持ちも高ぶりますよね。
それと同じように勉強ができる自分、点数が取れた自分を想像させます。そして、さらに点数を取ったら、喜んでくれる人や、点数を取ったらどんな良いことがあるかを一緒に想像させてみましょう!
今まで勉強をしてこなった子たちが勉強をしたら、案外最初はすぐに点数に結びつきます。
それを教えてあげることも方法の一つでしょう。そうすることで、「なら、やってみようかな」と生徒もやる気出す人もいいます。
そして、点数が取れたら、学校の先生からは「よく、頑張ったね!」、友達からも「すごい」などと必ず褒められると思います。
これを鮮明に想像すれば想像するほど、やる気が出てきます!
この方法のデメリットとしては、すぐにこの感覚を忘れて短期的なやる気になりやすいということです。ですので、何度もその嬉しい光景を想像させるといいでしょう。
2.教える側が楽しく教える
これは指導する教師や親側が忘れがちなことです。また、年数が経てば経つほど忘れがちです。
学校の授業がほとんどつまらないのは、学校の先生があまり楽しそうに授業しない先生がほとんどだからという生徒の声を私の塾でも聞きます。
教える側の先生や教師が楽しそうじゃなかったら、教わる側も楽しくないですよね。
しかし、教える側がものすごく楽しそうにしていたらどうでしょう?
実際によく笑っている人をみると、なんだか楽しそうに見えますよね。それと同じです。
教える側が楽しく授業をすることを心がけましょう!そうすることで生徒たちのやる気もみるみる上がっていくこと間違いなしです。
教師・先生にとっては、何度も繰り返しの授業かもしれませんが、生徒にとってはその授業というのは貴重な1回目ということを忘れないでくださいね!
3.成功体験をさせる
この方法でやる気が出ると持続する傾向があります。子どもたちにどんなに小さくてもいので、成功体験をさせてあげましょう。
例えば、算数や数学だったら、できないところをできるように少しでもさせたり、小テストで満点を取らせたりする方法です。
暗記が苦手な子は一緒に覚えたりして、10問テストなどをして、「自分にもできる!」ということを認識させてあげるといいでしょう。
その成功体験が多ければ多いほど、自分に自信が持てるので、生徒や子どもたちの勉強のやる気も上がります!
4.ルールを決める。命令はNG!
勉強を生徒や子どもにさせる時に命令口調で勉強を促すのは、やる気が上がるとは逆の効果です。
よく親から「勉強しなさい」と言われて、今やろうと思っていたのに勉強のやる気が失われた経験をした人たちは多いはずです。
まさしくこれと同じで、人は命令によって強制的にやらされることは短期的にはするかもしれませんが、それがその子が身についた勉強になっているかは、正直、期待できません。
「~しなさい」と一方的に勉強をつきつけるのではなく、自分の気持ちをしっかりと相手に伝え、ルールを決めるといいでしょう!
生徒・子どものやる気をあげるルールについては、またの機会に記事にしたいと思います。
5.物で釣ることをしない
物で釣って勉強のやる気をあげる行為は、よく親が子供の勉強のやる気を出せる方法で、やりがちなことですが、この方法はあまり好ましくないと私は思っています。
幼稚園ぐらいの小さい子で出来たら、シールやお菓子がもらえるなどはまだいいと思いますが、子どもがだんだんと大きくなって、「〇番以内に入ったら、携帯を買ってあげる」や「〇点取ったら、ライブに連れて行ってあげる」などよく聞く話です。
なぜこれがダメかというと、その子はそれに慣れてくるとどんどんさらに良いご褒美ではないとやる気も上がらず、また、何かもらえないと勉強をしなくなります。
そもそも、この方法は一過性のものに過ぎないためNGです。勉強は、大人になっても続けなければならなりません。
一時的なやる気を出させる方法に慣れると、生徒や子どもたちは長い期間継続して勉強するような大人になりにくいため、できるだけ物で釣るのはしないようにしましょう。
6.競争させる
一時期は子どもたちに競わせるのは、どうかと問題があり、運動会の徒競走でも順位をつけないなどのニュースがあったこともあるくらいです。
しかし、実際教育現場を見てみると、ライバルや競う相手がいるから頑張れるということは、よく見る光景です。
その光景を見ると、お互いに切磋琢磨してやっているので、非常に良いと私は感じています。
誰かと比べることでやる気が上がる子もいるということです。
しかし、これは見極めが必要で、誰かと比べたり、競うのが嫌な子もいるので、その子の性格をよく観察してあげてください。
その子にあった方法で競争させたり、のびのびとさせるたりするのは、生徒や子どもたちにやる気を出させる方法の1つです。
7.時には叱る
本当にだらしなく、どんな方法を試してみても全く勉強しなかったり、遊んでばかりのときは、叱ってもいいでしょう。
その時は、頭ごなしに感情的に怒るのではなく、何がいけないのかきちんと説明して諭してあげましょう。
なんで勉強のやる気が出ないのか?なんでしないのか?をしっかり聞いてあげた上で、それは甘えなのか、他に何か原因があるのか、考え、その子の問題が解決できるように指導すると良いでしょう。
子どもだからといって、一方的に伝えるのではなく、同じ立ち位置から話しましょう。
むきになっている生徒や子どもたちは、先生や親に伝えたいことがあっても、一方的に怒られると自分の思っていることを伝えようとしなくなります。
教師や親として、生徒や子どもの主張をしっかり聞いて対処し、勉強へのやる気をださせてあげましょう。
8.時には褒める
褒められて嬉しくない人はいないと思います。時には頑張っていたら褒めてあげましょう。
その褒め方にもポイントがあり、点数や順位を褒めるのも悪くないですが、その頑張った過程を褒めるようにしてください。
すると、その過程が大事だと子どもたちも分かるので、生徒や子どものやる気が上がり、頑張るようになるでしょう。
あまり、点数や順位だけを言ってしまうと、それがだんだんと子どもたちのプレッシャーになることもしばしばあります。できるだけ、頑張った過程を褒めてあげてください。
9.目標を決めてあげる
テストの点数の目標を決めてあげるのも生徒や子どもにやる気を出させるのに効果的です。
目標を決めるときに大切なことは、点数は、「現実的な点数よりも少し上」です。
今やメジャーで二刀流で活躍している大谷翔平選手も高校3年生の夏に160kmをマークしたことでさらに有名になりましたよね。
このときの大谷選手の目標は163kmと書かれています。
これは何を意味するかというと、自分の目標の少し上を設定することで、目標は達成できるということです。
目標が見えてきたら人間は少し力を抜きます。なので、目標設定は自分の目標よりも少し上を設定することでやる気を出させることができ、目標を達成しやすくなりますよ!
10.本気で情熱を持って応援する
これは指導者として、最も大切な要素といってもいいでしょう。指導する側の本気と情熱は絶対に生徒に伝わります。
子供たちは上辺だけはすぐ見抜きます。
本気で生徒のことを思い、生徒が一番良い道に進めるように情熱を持って指導すれば、あの先生はあれだけ、自分たちのことを考えてくれると感じますから、ともに相乗効果でやる気が出ると思います。
本気で相手を変えたいと思うならば、自分が相手に本気でぶつかるしかありません。
本気でぶつかれば、必ず相手も変わりますから。
生徒や子どもにやる気を出させて本気にさせるためにも、まずは自分から本気になりましょう。
まとめ
いかがでしたか?とにかく指導する側の人たちは、自分におごらず謙虚に生徒や子どもたちに真摯に向き合って子どもたちのやる気を引き出してほしいです。そのためのいくつかの方法を紹介しました。子どもによって、効果はかなり異なります。その子その子に合ったやる気を引き出してあげてください。
この記事へのコメントはありません。