いくら頑張ってもなかなかテスや模試での合計点数があがらずにもがいている生徒をよく見ます。
これをよく壁にあたっていると言いますが,そんなとき,やる気を無くす人,まだまだと思い,さらなる努力をする人など様々にいると思います。
そこで,今回はその壁にあたったときの点数や模試の点数の上げ方、つまり、壁の越え方を紹介していきます。
①壁にあたるということを冷静に理解する。
②自分の得意教科,苦手教科を知る。
③現状で得意教科が5割程度の点数の人➡得意教科を伸ばす
苦手教科が5割程度の点数の人➡苦手教科を伸ばす
以上の三つのPOINTに絞って,詳しく説明していきます。
①壁にあたるということを冷静に理解する
なかなか点数が上がらない=壁にあたるとはいったいどういう状態なのでしょうか?
その状態を図で解説していきます。※縦軸が点数,横軸が勉強時間となっています。
この図は,おおまかな点数の上がり方を3パターンに分けた図になっています。
(aの青線) ちょっと勉強したら,いきなり点数が急激に伸びた人(例:合計点数80/250 ➡ 210/250)
この例が当てはまる人の割合はとても少ないでしょう。
(bの赤線) コツコツ頑張って,初めは上がったが,途中で上がらなくなった。しかし,勉強は続けている。この赤線の横ばいのところが「壁」にあたります。
この例に当てはまる割合はとても多く,ほとんどの人がこの例として考えてほしいです。
(cの黃線) ずっと勉強していたが,上がらずに頑張り続けた結果,急激に点数が伸びた人
これに当てはまる人は相当な忍耐力があると思います。その分,この例当てはまる割合も少ないです。
つまり,ほとんどの人が壁を経験しているのです。
「苦しんでいるのは自分だけではない!みんなも伸び悩んでいる!むしろ,ここで壁をこえたら周りよりも抜きんでる!」というポジティブ思考になりましょう。
ここらへんで、壁について少し理解してきたと思うので,その壁をこえ、テストや模試の点数を上げる具体的な方法について話していきたいと思います。
②自分の得意教科,苦手教科を知る
③につなげるためにもまず自分の得意教科,苦手教科を知ってください。ここでは自分の得意教科,苦手教科が分からない人に,その見つけ方を紹介していきます。
その壱、「点数」
一番点数が高い教科が得意教科になり,一番点数が低い教科が苦手教科となります。
それでも「全部あまり点数が変わりません。」という声も聞きます。その場合の次の見つけ方はこちら。
その弐、「好き,嫌い」
好きな教科は勉強に取り掛かりやすいので,得意教科になりやすいです。逆に,嫌いな教科はなかなか取り掛からないので,苦手教科になってしまいがちです。
「それでもすべて嫌いです!」という方は小学校のときを思い出して,小学校のときと得意,苦手教科を同じにしてみましょう。
とりあえずやってみる,とりあえずその教科にしぼるというのもテストや模試の点数を上げるには大切です。
③現状で得意教科が5割程度の点数の人➡得意教科を伸ばす、苦手教科が5割程度の点数の人➡苦手教科を伸ばす
テストや模試の合計点数を上げるためには,得意教科か苦手教科を伸ばすのが早いです。そこが出来れば,壁をこえる瞬間が来たり,第一歩が踏み出せたりと出来ます。
そして,次の基準がとても重要になります。これは人によって異なるので,自分はどちらに当てはまるかを考えてほしいです。
その基準は5割です。得意教科が5割に達していない人は,まだまだ伸ばせます。
ちょっとしたコツをつかむだけで得意教科の点数はぐんと伸びます。次に,苦手教科が5割の人は,苦手教科を伸ばしましょう。
得意教科を9割程度とっている人は,それをさらに伸ばそうとすると多くの時間と量が必要となり,しかも伸びる点数幅も小さいので費用対効果がとても少ないです。
つまり,5割の苦手教科を7割程度にするだけでもテストや模試の点数はぐんと上がるでしょう。
まとめ
壁にあたっている人,伸び悩んでいる人は多くいるのではないかと常日頃思っていました。今回は少しでも,そのような問題を解決できるようにそのPOINTを紹介しました。是非実践して、テストや模試の合計点数を上げましょう!そして志望校に合格しましょう!!
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