小学生の習い事としてそろばんを習っていたという話はよく聞きます。電卓がない時代はそろばんを使って計算していたこともあり、今でもそろばんを使って計算する人も中にはいるかもしれません。小学校の算数の授業の一コマでも習うことがある、そろばんですが、そろばんを習うことによって、どのような良いことがあるでしょうか。今回はそのそろばんに焦点を当ててみました。
1.そろばん教室とは
そろばん教室は大抵の場合、どこかの公民館でやっていたり、自宅でやっているところに行くというスタイルです。習字と同じように、進級制度を採用しており、子どもたちはその進級テストに向けて、日々精進しています。また、そろばん検定には、そろばんと暗算の二種類があり、そろばんは普通にそろばんを使って計算をしていきます。暗算は頭の中でそろばんを思い浮かべて、計算をしていきます。それぞれ、別の試験があり、そろばんや暗算検定で1級を取るのが比較的難しいので、そこを一つの目安として頑張る子も多いと思います。
また、そろばん大会なども開かれ、市の大会や県の大会なども行われています。私自身も、一度だけ大会に出たことがあります。私自身、自分が習っている教室では、年上の人も含めて、一番そろばんは上手でしたが、市の大会では上には上がいて、県大会には勝ち進めませんでした。こういった大会があるのも、そろばんを本気でやっている子どもたちはモチベーションにつながりそうですね。
2.通う時期は?
そろばんをやっていて感じたことや、そろばんを通っている人たちと話して分かったことで、そろばんをやる時期は早ければ早いほどいいと思いました。理由は、ある程度学校で計算ができるようになると、そろばんではなく、筆算を使って計算できるため、そろばんが頭になかなか入ってこないようです。私もまだ筆算を習っていないときから、そろばん教室通っていたため、そろばんで計算することが未知との遭遇だったため、比較的スムーズにできるようになりました。確かに、そろばんではないやり方でできるなら、そろばんをわざわざ使わなくてもできるという考えになりそうですね。しかし、そろばんを習うことで良いことはもちろんありますので、下をご覧ください。
3.料金は?
そろばん教室は週2回~のところが多いようです。中には週3回、4回としているところもあり、月謝で言うと週2回で8000円程度です。なぜ週1回ではなく、週2回が多いのかと考えたとき、そろばんは始め新しく学ぶことが多いので、週1回だった場合、なかなか先に進まないことが考えられます。週二回だった場合、忘れることも少なく、どんどん次に進むことができるので、習得も早くなるから週2回でされるところが多いと思われます。
4.そろばんをやってよかったこと
4-1 計算が速くなる
これは言うまでもありません。そろばんをやっていると級が上がるにつれて、計算する桁数が学校で習うものよりもはるかに多いので、学校の算数の問題がとても簡単に感じます。また、暗算力も鍛えられます。小学校の間は、計算問題が非常に多いため、この暗算力はかなり生かせると思います。時には学校の先生よりも計算が速く終わりすぎて、ちょっとつまらなくなるかもしれませんね。また、筆算をしなくてもそろばんで暗算できるため、筆算のやり方がわからなくなることもしばしばあります。
4-2 右脳が鍛えられる
そろばんを習っている子は暗算をするときそろばんを思い浮かべて、計算をします。これは始めの間は嘘でしょ?と思われるかもしれませんが本当です。そろばんが目の前にあるイメージで計算していくため、そろばんがなくても容易に暗算することができます。また、そろばんを使うよりかイメージでそろばんをするため計算スピードもはるかに速くなります。そして、イメージをして計算をするため、想像する力はかなりつくと思われます。これは計算する以外のときでも、何かをイメージする力を必要なときがあります。図工で作品をつくるときのイメージ、スポーツをするときのイメージ、イメージがより鮮明にできることが成功への第一歩だと思います。そんなとき、このそろばんが役に立っているのかなと感じます。
4-3 集中力がつく
そろばんの試験は制限時間があり、その間で問題を解かなくてはなりません。数字が1間違えただけでも間違えになりますので、正確性とスピードが必要になってきます。正確さとスピードをつけるためには集中力が必要になってきます。また、暗算をするにもイメージをするためには集中が必要です。こうやって続けていくと自然にものすごい集中力がついていくのです。集中力をつけると勉強もはかどりやすくなり、何か物事を進めるときは、時間をかけずに集中して取り組めると思います。
4-4 買い物の料金がすぐわかる
これはとても便利です。買い物の計算ぐらいはそろばんを習っている子はほとんど簡単にできます。前にもいったようにそろばんで計算する桁数は1億や1兆などの桁があります。そういった桁数に慣れているので、買い物ぐらいの計算は簡単にできそうですね。買い物しながら、頭の中で簡単に計算ができるので、後いくらまで買うかなど、考えながら買い物できるのはとても便利ですね。
まとめ
今回はそろばんについての記事でした。そろばんを習うと色々と良いことはありそうですね。私自身もそろばんを習っていたおかげで、算数・数学はとても楽でした。しかし、どの世界もそうであるようにそろばんの世界にも上には上がいます。そろばんで日本1位を目指している子たちもいると思います。そういった子たちは、毎日のようにそろばんをやっていると思われます。そこを目指さなくても、週2回の練習で相当な計算力・暗算力はついてくると思います。そろばんをやり始めるなら、絶対に早い方がいいです。ある程度筆算で計算できるようになったら、そろばんを習っても、どうしても筆算のやり方が抜けず、そろばんの技術を習得するのに時間がかかりますから。
子どもの習い事としてはそろばんはとても質の高い習い事だと思います。
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