あなたは張本智一という中学生を知っていますか?
2018年の6月に行われた卓球の国際大会で自分よりも年齢も世界ランクも格上の中国の選手を次々と破りました。
中でも準々決勝でリオデジャネイロオリンピック金メダリストの馬龍選手を破り、さらに決勝でロンドンオリンピック金メダリストの張継科選手にも大金星を上げ、その知名度はさらに上がりました。
卓球をやっている人なら、誰しもが知っている存在で、本当に日本で100年の1人出てくるか出てこないかの人物で、今や東京オリンピックの金メダリスト候補にも名前を上げられている人物です。
テレビを見ているとそんな彼の特集があり、張本智一君のお母さんの教育がとても興味深く素晴らしいと感じたので紹介します。
1.張本智一とは?
張本智一君のご両親も張本君と同じように中国の卓球選手でした。
両親とも中国でも活躍していた選手です。
2歳から卓球を始め、5歳下の妹もいます。
小学生の世代別の全国大会では、6連覇を達成し、世代別では無敵の男の子です。
常に攻める姿勢が持ち味で、バックハンドから繰り出されるチキータはとても強烈です。
日本代表監督も将来世界一に育てなくてはいけない人物だと言っており、ファンだけでなく、関係者からも大きな期待をかけられています。
点数を取ったときに出す雄たけびも独特で、「チョレイ!」と叫びます。
この雄たけびも相手に向かってやっているのかと思っていましたが、実はそうではなく、自分を鼓舞するためにやっているそうです。
確かに大きな声を出すと気合いも入り、緊張も和らぎますよね!
2.教育方針
今や天才少年と言われている張本君ですが、小学生のときはどんな生活を送っていたのでしょう。小
学生のときは学校から帰ってきて宿題をやったら、すぐに練習場に向かって夜遅くまで練習をやるという生活でした。
夜ご飯も練習場で食べるのが当たり前で、ご飯を食べる時間ももったいないと思うぐらい練習に打ち込んでいたことがわかります。
現在ナショナルチームで、練習をしていますが、他の人よりも早く練習に来て、練習場を掃除してから練習に取り組んでいるそうです。
なんて素晴らしいでしょう!!!(T_T)
インタビューでの受け答えも非常にしっかりしていて、中学生にして何て素晴らしいのだろう。
と思うと同時にどうやって育ってきたんだろう?
と思ってふとテレビで張本君のお母さんのインタビューがありました!
そこでは、お母さんにとって子育てでの優先順位について語っていて、とても興味深い内容で私自身子育てをするときはこうしよう!と
心から思えた考えだったので、紹介します!
3.体
優先順位の一番目は「体」だそうです。
やはり、健康が第一ということですね。
健康でいられれば、それが一番であり、体は何をやるにしても資本となります。
病気になるときに、もっと健康に気をつかっておけばよかったといつも反省しますよね。
張本君のお母さんは子育てで最も大事なのは「体」だそうです。
4.勉強
2番目は「勉強」!え????卓球じゃないの?
と思った人もいると思います。
私自身、このときまでは何となくでテレビを見ていましたが、この話からソファーから身を乗り出して話を聞きました!
お母さんは卓球よりも勉強を重要視していました。
勉強をすることで、考える力がつき、卓球をするにしても、考えることができ、上達もします。
また、もし、卓球がダメなときでも、勉強がきちんとできていれば、卓球で活躍しなかったとしても、立派な社会人になれます。
この話は本当になるほど!と思えました!!
そのことを見越して、勉強を2番目の優先順位に置いているんですね。
だから、小学校の宿題をきちんとやった後に、卓球場に向かうんですね!(話がつながった!笑)
ちなみに張本君も妹さんも学校での成績は非常に優秀だそうです。
5.卓球
3番目が「卓球」だそうです。
ここにきて卓球です。体→勉強があっての卓球です。
しかもお母さんは話を続け、「スポーツをさせるなら、卓球じゃなくてもよかった。」そうです。
ここでもびっくりさせられました。
誠に勝手ながら、両親が卓球をやっているのだから、半強制的に張本君も卓球をやっていたのかと思っていましたが、実は違ったんです!
卓球は2歳のときにラケットを握ったそうですが、ご両親はその間も張本君に色々なスポーツをさせていたようです!
そして、その子に何が色々経験させた上で、最終的何をやりたいのか、本人に選ばせた結果、卓球を選びました!
この話を聞いたとき、張本智一が強くなったのも妙に納得できました。
張本君にとって、人生が豊かになるためにご両親がどうしたら、良いか考え、それを貫いた結果、将来を大きく期待される選手になったんですね。
子育てには、答えはありません。この話を聞いて私は、子どもには色々な経験をさせて、その経験の中から本人がやりたいことをさせようと感じました。小さいときは本人も何が向いているかわかりません。どうやって経験すればいいかも分かりません。だからこそ、親は小さいときに子どもに色々な経験をさせることで、子どもが自分のやりたいこと・向いていることを見つけることができます。それが親の最大の使命なのかなと思いました。スポーツに限らず、勉強も同じことが言えます。小学生・中学生は世の中についてほとんど知りません。だからこそ、勉強をして知識をつけることで、自分は何に興味があるのか知ることができます。大人になればなるほど、そういった好奇心は忘れてしまいがちです。その好奇心を親が持ち続け、子どもに伝えることで、豊かな人生になることでしょう!
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