iドリル　

〈その他の自由研究〉

 

家にある10円玉を身近なものできれいにする方法があります。

この実験はとても有名ですが、一度やってみると、とても不思議で面白い実験です。

ある液体を入れると、みるみる10円玉がきれいになります！

是非チャレンジしてみてください！

 

 

1.そもそもなんで10円は汚くなるのか？

10円　玉が黒く汚くなる主に2つあります。

一つ目は人の手垢（手の汚れ）などが10円玉につくためです。

そしてもう一つが空気中の酸素が銅にくっつくからです。（中学生で習います）

10円玉は主に銅でできていて、この銅が空気中の酸素と非常に結びつきやすい性質をしています。

この銅が空気中の酸素と結びつき、酸化銅（黒色）という物質に変わるため、10円玉が黒く見えるのです。

この現象を酸化（さんか）といいます。酸化は学校の鉄棒でも見ることができます。鉄棒も空気中の酸素と結びつくことによって、さびるのです。

このさびによって、鉄棒が赤褐色（せきかっしょく）にみえます。

なので、空気がない宇宙に10円玉を持っていくと酸素がないので、さびることはなさそうですね！

これが10円玉が汚くなる理由です。

 

2.準備物

10円玉、10円玉を入れる容器、しょうゆ、す、レモン汁、その他（実験で使用しそうな液体）、割りばし（ピンセット）、タオル（雑巾など）

 

 

3.研究方法

（1）容器にそれぞれの液体を入れる。

（2） それぞれの液体に10円玉を入れる。

（3）半日待つ。

（4）容器の中の10円玉を取り出し、結果を観察する。

※液体を入れた容器に入れた瞬間に反応が始まるものもあります。観察してみると面白いでしょう。

 

 

 

4.研究結果

 

しょうゆに入れた10円玉は？

 

 

 

 

 

 

 

  少しきれいになった！

 

 

お酢に入れた10円玉は？

かなりきれいになった！

 

 

 

 

レモン汁に入れた10円玉は？

 

きれいになった！

 

 

5.分かったこと

お酢に入れた10円玉はすぐに汚れが落ちていき、きれいになるのがわかった。しょうゆに入れた10円玉もレモン汁に入れた10円玉も取り出すと、きれいになっていた。

 

 

 

6.10円玉がきれいになる原理

　1で説明したように10円玉が黒くなるのは主に空気中の酸素と結びついて酸化銅になるためであった。

その酸化銅になった10円玉にお酢を入れるとお酢に含まれている酸が酸素と結びつくため、10円玉がきれいになる。

レモン汁もお酢と同じで酸が含まれているため、10円玉がきれいになる。

酸は基本すっぱいものに入っているが、しょうゆに入れたときも10円玉が少しきれいになった。こ

の理由はしょうゆにもクエン酸という酸が少し含まれているため。10円玉がきれいになる。

　色々な液体につけて実験をして、10円玉がきれいになるとその液体には酸が含まれていることがわかります！