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皆さんはつかめる水がつくれるのはご存知ですか?宇宙空間に水を持っていくと重力がないため、つぶれることがなく、丸い水になっているのは有名ですよね。宇宙飛行士の人がその丸い水を飲んでいる姿はよくみます。今回はその水を地球上でつくってみようという実験です!では、みてみましょう!
1.準備物
水、アルギン酸ナトリウム、乳酸カルシウム(塩化カルシウムでもOK)、しょうゆさし、スプーン
アルギン酸ナトリウムとは?
海藻などのねばねばやぬるぬるの正体で食物繊維の一つである。
乳酸カルシウムとは?
ご飯やカレーなど食べ物に一緒に入れて食べることで、簡単にカルシウムが補給できる食品である。
2.研究方法と結果
(1) 紙コップに半分の水+乳酸カルシウム小さじ大盛一杯入れる。これをA液とする。
ポイント1
乳酸カルシウムは水に非常にとけやすい物質なので、溶けきれなくなるまで入れるのがポイント!
(2)紙コップに半分の水+アルギン酸ナトリウムを小さじ半分いれる。
この水溶液に食紅(赤)を入れる。これをB液とする。
ポイント2
アルギン酸ナトリウムは非常にとけづらいので、よく混ぜる。(
アルギン酸ナトリウムをあまり入れすぎると残るので注意)
ポイント3
混ぜても溶けないときはペットボトルなどに水とアルギン酸ナトリウムを入れて、振るとよい!
(3)B液をしょうゆさしで吸い、A液に一滴、一滴思いっきりいれる。
ポイント4
すぐに人工イクラが完成するので、思いっきり入れることがコツ!
ポイント5
A液をしょうゆさしで吸い、B液に入れてもすぐに固まらないため失敗する。
(4)他の色でもやってみる!
3.なぜ人工イクラ(つかめる水が)できるのか?
乳酸カルシウム水溶液(A液)にアルギン酸ナトリウム水溶液(B液)を加えると、アルギン酸ナトリウム水溶液の表面にアルギン酸カルシウムという膜ができる。
つまり、アルギン酸ナトリウム水溶液のまわりにアルギンカルシウムという膜が張るため溶液どうしは混ざらず、球状の人工イクラができるのである。
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