明るさを調節するために必要な反射鏡としぼり
この説明を学校で受けたとき、だったら反射鏡だけでいいじゃん!と思った人は少なくないと思います。
私もそう思っていた人の一人ですが、反射鏡と同じ明るさを調節する機能であるしぼりですが、
それぞれに役割があるのです。
実際にどんな役割があるか詳しく説明します。
<反射鏡>
反射鏡は蛍光灯などの光を集めて視野全体を明るくする役割があります。
反射鏡の角度を変えながら、全体の明るさを調節する必要があります。
視野全体が明るくなれば、反射鏡を動かすことはありません。
※直射日光のあたらない明るいところに置く。
<しぼり>
しぼりは反射鏡で取り入れた光を調節する役割があります。
・反射鏡からの光が強い場合)
全体が白くなり、観察しにくくなります。
そのときにしぼりをしぼることで、光が通る面積が減るので、暗くなります。
・全体的に暗くなって観察しにくい場合)
低倍率から高倍率にレンズを変えると、視野全体が暗くなり観察にしくくなります。
そのときにしぼりを広げ、光が通る面積を増やすことで、明るくなります。
まとめると
①まずは反射鏡で視野全体を明るくする
②明るすぎる場合・・・しぼりをしぼる
暗すぎる場合・・・しぼりを広げる
③反射鏡では少し明るくしたり、少し暗くしたりすることはできないが、
反射鏡もしぼりも明るさを調節するものであるが、
しぼりがあることでより、観察物がより観察しやすくなる。